依頼者が、友人宅敷地内で自車から荷物を降ろすため、自車から降りて自車後方に回ったところ、友人運転車両が後退してきて、友人運転車両と自車間に挟まれ、腕を骨折された事案です。事故発生場所は、道路交通法上の適用を受けない私有地でした。過失割合は、依頼者0:相手方100。
友人宅敷地内で、自車から降車中、後退してきた友人運転車両と自車間に挟まれ骨折した事故で、傷害慰謝料を約10%増額できた事例(弁護士費用特約利用)
事案の概要
解決のポイント
解決の経緯
事故から約1か月後に、今後の治療と賠償について相談のため、当事務所に来所され、交渉を受任いたしました。
道路交通法上の適用を受ける道路ではない場所での事故でした(私有地における事故では、保険適用の可否や過失割合の算定基準などが、保険会社や事故の内容によって異なる場合もあります。)が、本件では自賠責保険や任意保険を使用することができました。6か月の通院後、相手方保険会社より賠償案の提示を受け、受任から約6か月後、傷害慰謝料の増額により、既受領額を除き合計約110万円(当初提示額より約10%増額、相手方が裁判基準に近い額を提示してきたため)で示談できました。
傷害慰謝料について、相手方保険会社は、最も低い自賠責基準(当方請求額の約85%)で提示してきましたが、交渉の結果、当方請求額の約92%での決着となりました。